【ポケモンSV育成論】最強ポケモンのつくりかた

この記事における最強ポケモンの定義は、「すべてのステータスが理論上最高値の理想個体である」ポケモンのことです。
どんな相手にも負けない、という意味での”最強”は存在しないので、ここでは語りません。
第9世代スカーレット・バイオレット(以下SV)では、育成に関する便利アイテムがたくさん登場して、対戦に使えるポケモンの育成がかなり楽になりました。
中には、第8世代ソード・シールドよりも便利になったものもあります。
タマゴ厳選なども一切不要で、野生ポケモンを捕まえたら、アイテムを使ってそのまま育成して理想個体にすることも可能になりました。むしろ、それが一番早い育成方法になっています。

上げる能力と対応するアイテム

ポケモンの育成において上げる必要がある能力は、HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさ(以下6値)の「個体値(ポケモンの個体によって変わるランダムな32段階の数値)」と、「きそポイント(以下「努力値」)」の数値と、わざのPP、個体値の上がりやすさを変化させる「性格」、ポケモンによっていくつかある「特性」、SVから新しく追加された「テラスタイプ」の項目です。この数値や項目は、育成用アイテムによって簡単に変化させることができます。

ぎんのおうかん、きんのおうかん

まずは、能力を最大にするアイテムから。厳密には、こうげき、すばやさは最低値にしないといけないパターンもあるのですが、今回は「最強」がテーマということで、最高値にするアイテムの紹介です。
「ぎんのおうかん」はひとつの個体値を最高値にし、「きんのおうかん」はすべての個体値を最高値にします。
旧世代では入手方法が限られていた「ぎんのおうかん」がなんと10000円という安値で店売りされており、「きんのおうかん」はテラスレイドバトル限定の低確率で手に入ることを考えると、ぎんのおうかんを使うのが現実的です。

マックスアップ、タウリン、ブロムヘキシン、リゾチウム、キトサン、インドメタシン

それぞれ、HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの努力値を上げるアイテムです。1個使うごとに10上がり、最大252でストップします。つまり1つの能力に26個までしか使えません。そして努力値は合計で最大510しか振ることができず、個体値4ごとに1だけ能力がアップするので、2つの能力に252、残りどれかに4振るのが基本になります(残りの2は切り捨て)。

ポイントアップ、ポイントマックス

わざのPPを上げます。ポイントアップは最大3回まで使えて、ポイントマックスは1度使えばそのわざの上限までPPを上げます。
ポイントアップはなんと10000円で店売り(ラッキーズ)されるようになったので、何も考えずすべてのわざのPPを最大値にするのがいいでしょう。仕様上、初期値の4割しか上げることはできません。ポイントマックスは入手が限定的なので使うことはないでしょう。

◯◯ミント

◯◯には「いじっぱり」「ようき」のような性格名が入ります。ポケモンにおいて性格はすごく重要で、例えばいじっぱりはこうげき1.1倍、とくこう0.9倍にする性格で、物理アタッカーなら優秀な性格ですが、特殊アタッカーだと強みを活かせず、弱いポケモンになってしまいます。
ミントは店売り20000円で買えるので、かんたんに変化させることができます。ただし、「ミントと同じ性格のように能力を変化させる」効果であり、性格自体は変わりません(「ようき」のポケモンにいじっぱりミントを使っても、性格は「ようき」のまま)。

とくせいカプセル、とくせいパッチ

とくせいカプセルは通常特性を別の通常特性に変化させるアイテムで、とくせいパッチは通常特性と隠れ特性をどちらかに変化させるアイテムです。
この2つは似ていますが違う効果を持つアイテムで、とくせいカプセルで隠れ特性にしたり、とくせいパッチで通常特性から他の通常特性に変えることはできません。
また、これらのアイテムであっても、ちがう特性を持たないポケモンは特性を変更させることができません。
とくせいカプセルは店売り100000円で買うことができます。
とくせいパッチの入手方法はかなり限られていてしかも低確率で、★6以上のテラスレイドバトルでしか入手できません。最初から隠れ特性のポケモンを捕まえて節約したり、大事に使うのがいいでしょう。

テラピース

SVで新登場したポケモンの能力を高めるシステム、「テラスタイプ」のタイプを変更するアイテム。1つのタイプにつき50個必要なので大変ですが、テラスレイドバトルでのみ入手できます。他にもけいけんアメ、わざマシン、ミントなどなど、たくさんアイテムを入手できるので、何度も周回するのがおすすめです。たまにくる期間限定イベントレイドバトルでは、いつもより多くテラピースが入手できたり、とくせいパッチが確定で入手できたりするのでおすすめです。

まとめ

これらを有効活用することで、面倒な「タマゴ厳選」をすることなく、野生で出現したポケモンを捕まえて、そのまま対戦で使える十分な強さに育成することができるようになりました。
いままでオンライン対戦を敬遠していたプレイヤーが、ひとりでも多くポケモン対戦のおもしろさに気づいていただけたら嬉しいです。

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