「ドラゴンクエストXオンライン」のはじめかたと、各機種利用料金

オンラインゲームになったドラクエ、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」は、たくさんの機種で遊べます。
そのプラットフォームは、Windows、Nintendo Switch、Playstation 4、Wii U、Nintendo 3DS、ブラウザ版(PC/スマートフォン/タブレット)と実に多様です。

その中には、利用料金が高かったり、近いうちにサービス終了しそうな機種もあるので、始めてからガッカリしないためにも、快適に長く遊べる機種を選びましょう。
その一助になれば幸いです。

おすすめ機種

「どうしてもこの機種でやりたい!!」という信念があれば、その機種でプレイするのがいいでしょう。やりたい機種があるのに、無理に持ってない機種をすすめる意図はまったくありません。
これは、「プレイしてみたいけど、どの機種がいいの?」と迷っている方向けの記事となります。

それではさっそくおすすめ機種ですが、結論からいえば、選ぶことができるならWindows版一択です。数ある対応機種の中でも、

〇一番パフォーマンスが出せる
〇サービス終了の影響を受けづらい
〇月額利用料金が全機種中一番安い

この3つは良い点です。

〇一番パフォーマンスが出せる
パフォーマンスとは、マシンスペックのこと。「画質(グラフィック)」や「処理速度(カクカクしないで快適に動作する)」が高くなりやすいことです。家庭用ゲーム機というのは機種によって性能が一律決められたものですが、パソコンはパーツの性能が高性能なら高性能になりますし、その気になれば、あとから自分で高性能なパーツに交換することもできます。ノートパソコンの性能アップは難しいですが、オンラインゲームに限らず、ゲームをやるなら、パーツ交換の余地がある「デスクトップのWindowsパソコンが最強」です。

〇サービス終了の影響を受けづらい
家庭用ゲーム機は数年に一度は新しい機種を出すので、古い機種では遊べなくなります。『ドラクエX』でいえば、2012年、一番最初に発売された「Wii」版が、サポート終了で現在遊べなくなっています。「Yahoo!ゲーム」版、「dゲーム」版も、ブラウザ版実装と入れ替わりにサービス終了しました。
「WiiU」版や「3DS」版も、最近クレジットカードでの残高追加支払いサービス終了が発表されたり、関連アプリである「冒険者の超おでかけ便利ツール」の3DS版サービス終了が発表されました。そもそもWiiUと3DS本体は生産終了していて、本体自体のサポートも終了しています(ドラクエXのサポートは継続しています)。
その点、Windows版なら、Windows自体がOSとしてその役目を終えるか(20年以上現役バリバリトップシェアのパソコンOSなのでその可能性は限りなく低いですね)、ドラクエX自体がサービス終了するまでプレイできると考えられます。
ちなみに、搭載されているCPUの世代があまりに古いとサポートされないという情報もあるので、できるだけ新しいWindowsパソコンを購入するのがいいでしょう。
別の話になるのですが、「ゲーミングPC」がゲームをやるのに最適のPCです。

〇月額利用料金が全機種中一番安い
Windows版は各利用料金が「30日1000円/60日1950円/90日2900円」となっているのですが、これは一番最初に発売した「Wii」版をベースにしたもので、実はSwitich版とWiiU版とも共通しています。ドラクエXはとても長く運営をされていて、その間には消費税増税もあったのですが、「ニンテンドープリペイドカード1枚で月額利用料金を買えるように」というポリシーを曲げないよう、消費税増税時にも値上げしないで、実質値下げとなっています。
(それと、Windows版とSwitch版やWiiU版のパッケージを購入してレジストレーションコードを入れていると、コードを入れた機種でどれでも1つの月額料金で遊べるのですが、くわしくはまた別のお話)

そしてWindows版と並んでおすすめなのが、将来サービス終了の影響もなくはないですが、「Switch」版です。現行機種であり、売り切れ続出の大人気ハードであることから、サービス終了は相当あとであると考えられます。テレビに映してじっくりプレイもできますし、気軽に持ち運んでプレイもできるのは、Switch版の強みですね。SwitchならドラクエXだけではなく、他では遊べない、たくさんの良質な任天堂製ゲームを遊べます。
Switch版なら機種込みでも最安値レベルなので、「どの機種も持ってないけど、どの機種で始めればいいの?」という場合もおすすめです。

おすすめできない機種

上にもチラッと書いたのですが、WiiU版と3DS版はおすすめできません。
3DS版は、短期間だけやるには良いですが、メインでプレイするプラットフォームには適しておらず、外出先でどうしてもプレイしたい場合などにテザリングやWi-Fi環境を整える必要があります。
さらに、WiiU版と3DS版は、2024年内のサービス終了が告知されています。

まずWiiU版のデメリット。

×パッケージ版の新品在庫がほぼなく、ダウンロード版は各バージョンごとの単体のみでオールインワンパッケージが存在しない
×グラフィック性能のボトルネックになっている
×追加でUSBメモリの増設が必要
×無料体験版なし、セール対象外

それぞれ説明していきます。

×パッケージ版の新品在庫がほぼなく、ダウンロード版は各バージョンごとの単体のみ(価格はそれぞれ4180円)でオールインワンパッケージが存在しない
文字どおり。公式販売サイトであるSQUARE ENIX e-storeですら売られてなく、Amazonなどの大手通販サイトでもAmazon販売のものが現在では存在しないので、レジストレーションコードの封入が不明なためプレイできるかどうかが分からず、今からの購入は危険です。
ニンテンドーeショップのサービス終了にともない、WiiU版バージョン5、6の購入ができなくなると公式サイトでも告知されました。
WiiU版の月額利用券購入は公式サイト「アストルティア入国管理局」からできますが、ニンテンドーeショップのサービス終了後は購入することができません。

×グラフィック性能のボトルネックになっている
前世代機であるため仕方ないのですが、技術的な問題で画像処理が追いつかず、もたついたりすることが多いようです。WiiU版がなければ現行機のPS4版、Switch版、Windows版のグラフィック性能がもっと上げられるのでは?とまでいわれています。

×追加でUSBメモリの増設が必要
バージョン6では現行の32GBから64GBに変更される旨が通知されており、64GB以上のUSB記録メディアをWiiU本体に常時接続していなければ遊べなくなります。
バージョン5時点でも、必要容量が32GBと本体内蔵メモリと同等になったことで、本体システムファイルとの関係で32GBフルで使えるわけではなく容量が不足し、USB記録メディアの増設が必要となっていました。
バージョン6の進行によっては64GBを超えることも示唆されており、ピッタリ64GBでは足りない可能性が高いです。
USB記録メディアとはUSBに接続できる記録媒体でUSBメモリスティック、USB接続外付けHDDなど容量2TBまでなら何でも良いですが、わざわざ増設してプレイするくらいなら、WiiUを除く据え置き機種を検討したほうが良いです。

×無料体験版なし、セール対象外
WiiU版には無料体験版が存在しません。とりあえず無料でプレイしてみる、ということができないのです。
それに、定期的に行われるダウンロード版パッケージの割引セールは、PS4、Switch、Windowsのみで、その他は含まれません。

上記のことから、WiiU版の対象プレイヤーは、Wii版からの移行組で、WiiUでしかプレイ環境が用意できないという場合に限られるので、新規プレイヤーはWiiU版で始めるのは難しいと思われます。

次に3DS版とブラウザ版のほぼ共通したデメリットです。

×クラウド版のため利用料金が割高
×グラフィックがあまりよくなく、文字フォントがつぶれて読みづらい
×無線通信専用なので回線が不安定
×セール対象外

×クラウド版のため利用料金が割高
クラウド版とはあらかじめサーバ側にパッケージがインストールされている方式で、メリットとしては、Windows、Switch、PS4などのようにパッケージを購入してインストール、ダウンロードする手間がありません。パッケージ料金を支払わなくていい代わりに、5キャラコース限定となるため、3日385円、10日715円、30日1650円とやや割高な設定になっています。他機種にはない短めの日数で設定されているのを見る限り、継続的に課金するというより、普段遊んでいるプラットフォームで遊べなくなった場合に、そのおでかけ先などで短期的にプレイすることを目的としたものだと思われます。
ちなみにこの料金設定はブラウザ版も同じですが、3DS版に課金してもブラウザ版は遊べませんし、その逆も同じです。
5キャラコースということに関しては、1キャラでのプレイだけでも精いっぱいという人が通常の3キャラも活用できるわけがありませんし、使わないキャラを4キャラも持て余すのはよくありません。その点から見ても、メインプレイするのは3キャラコースが選べるPC版かSwitch版のどちらかがよいということになるでしょう。
複数キャラの運用に関しては、1キャラだけ重点的にプレイする場合でも恩恵もあるので(サブキャラ運用)、別途記事を作成します。

×(3DS版)グラフィックがあまりよくなく、文字フォントがつぶれて読みづらい
3DSは携帯ゲーム機ということもあり、そこまでグラフィックがよくはなく、簡略化されたフォントが使われていて、漢字がつぶれてしまい読みにくいです。マッチングコンテンツはプレイしづらく、いつもやっている日課の金策などをこなすくらいが精一杯ではないかと思います。
ブラウザ版のプレイ感はPC、タブレット、スマートフォンのどれでも遊べるということもあり、その機種性能に依存します。

×無線通信専用なので回線が不安定
オンラインプレイの場合、他のプレイヤーとマッチングする場合は有線接続するというのが暗黙のマナーとなっていて、あまりに遅い無線通信は嫌われる傾向にあります。無線通信では、魔法の迷宮をはじめ、邪神の宮殿、アストルティア防衛軍などのランダムマッチングバトルは快適に遊べないでしょう。外出時の無線通信手段が、施設のwi-fi設備や、モバイルルータの契約など限られているのもネックです。

まとめ

以上が全機種のメリット/デメリットまとめです。
この記事では、普段のプレイはWindows版、気軽にどこでもプレイするなら持ち運べるSwitch版をおすすめしました。
記事を参考に、自分に最適な機種を見つけて、この世界を存分に楽しみましょう!

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